水分を含有する食品サンプルの相転移変化検出装置及び相転移変化検出方法

食品サンプルの相転移変化検出装置は、固体と液体間で相転移可能であり水分を含有する食品サンプルを支持する支持台と、支持台に支持される食品サンプルに水及び氷の吸収ピークの波長を含む近赤外光を照射する光侵入手段と、これから発光される近赤外光が食品サンプル内を透過及び反射して受光して近赤外光を経時的に分光し且つ光強度を測定する分光手段と、これで測定された近赤外光の分光データに基づいて、経時的に食品サンプル中の水及び氷の吸光度と凍結水分の氷重量比率を算出する吸光度氷重量比率算出手段と、これで算出された水及び氷の吸光度の微分値を算出する吸光度微分値算出手段と、これで算出された吸光度の微分値と、吸光度氷重量比率算出手段により算出された凍結水分の氷重量比率とに基づいて検量線を作成する検量線作成手段と、これで作成された検量線に基づいて、吸光度氷重量比率算出手段により算出された吸光度から算出される吸光度の微分値から未知の氷重量比率を推定する氷重量比率推定手段と、を備える。